楽器の費用が発生する時期の一覧(年1回・2〜3ヶ月ごと・数年に1回)

維持費は「いくらか」だけでなく「いつ出ていくか」も予算に効きます。このページは、各楽器ページに載せている作業の間隔と料金を、発生する時期ごとに並べ直したものです。料金は楽器横断比較表と同じく、メーカー・楽器店の公式料金表の下限(「〜」つき、工賃のみ)です。

結論(3行)

楽器の費用は、年1回の調整、月1回〜数ヶ月ごとの消耗品、数年に1回の大型作業の3つの時期に分かれて出ます。

年1回で見込む作業

楽器作業料金間隔の根拠詳細
ピアノ(アコースティック)調律アップライト¥17,600〜/グランド¥21,450〜(ヤマハピアノサービス、別途出張費)公式が「一般的な家庭で年に最低1回程度」をすすめているピアノ・調律料金の比較
フルート定期調整¥7,700〜(村松楽器・自社製)このサイトの試算の前提(公式の周期基準は未確認)フルート・タンポ・全体調整の料金比較
クラリネット全体バランス・タンポ調整¥6,950〜(島村楽器)このサイトの試算の前提クラリネット・タンポ・全体調整の料金比較
サックス(アルト)全体バランス・タンポ調整¥11,500〜(島村楽器)このサイトの試算の前提サックス・タンポ・全体調整の料金比較
トランペット管体洗浄¥8,300〜(島村楽器)このサイトの試算の前提トランペット・金管の調整・管体洗浄の料金比較
バイオリン弓の毛替え¥7,700〜(島村楽器・モンゴル産スタンダード)このサイトの試算の前提バイオリン
ドラムドラム4点メンテナンス¥23,650〜(島村楽器、パーツ代別)このサイトの試算の前提ドラム

年1回と公式に案内されているのはピアノの調律だけです。ほかは「基本を年1回とみなして年間の目安を出す」というこのサイトの置き方で、楽器店が年1回を義務づけているわけではありません。

月1回〜数ヶ月ごとに出る消耗品

楽器作業間隔の目安料金詳細
アコースティックギター弦交換月1回程度(コーティング弦は2〜3ヶ月に1回)弦セット¥1,650〜¥2,420(ヤマハ公式の希望小売価格帯)ギター
ドラム(スネア)打面ヘッドの交換継続して使う場合、最低でも2〜3ヶ月に1回例: REMO 14インチ ¥3,770(島村楽器オンラインストア)ドラム、店頭の工賃はドラムエイド
ドラム(スネア)裏面ヘッドの交換打面を2〜3回替えたら1回、年1回程度ヘッドの種類・サイズで変わるドラム

この2つの間隔は、メーカーが定めた周期ではなく、楽器店の解説記事にある目安です。ギターの弦は交換回数で年間の金額が大きく変わり、月1回なら年12組、2〜3ヶ月に1回なら年4〜6組です。

数年に1回まとまって出る作業

楽器作業間隔の目安料金詳細
フルートオーバーホールA数年に1回のペースが一般的とされるが、公式の基準は未確認¥120,000程度〜(村松楽器・自社製。他社製は金額の記載なし)フルート

フルート以外の大型作業(タンポ全交換・リフレット・指板交換)を定期調整の何回分かで並べたものは楽器別の大型作業の料金と年換算にあります。

年間の目安にはオーバーホールの費用を含めていません。数年に1回なら、1年あたりに均した額は¥120,000を年数で割って考えます(例: 4年に1回なら年あたり約¥30,000)。この年数は例であり、実際の周期は楽器の状態で変わります。

計算例(フルート・村松楽器の自社製の場合): 年1回の定期調整¥7,700と、オーバーホールA¥120,000を4年に1回とみなした1年あたり約¥30,000(¥120,000÷4年)を足すと、1年あたり約¥37,700です。料金はどちらも「〜」からの下限の値で、4年は例として置いた年数です。

必要な頻度を確認できていない作業

これらは1回あたりの料金が公式の料金表にあっても、年に何回出るかが分からないため、上の表には入れていません。「確認できなかった」ことと「発生しない」ことは別です。

しばらく弾かなかった場合に増える費用

公式の料金表で「弾かなかった期間」による金額差を確認できたのはピアノの調律だけです。カワイの表には「2年以上、1年経過毎」にアップライト¥1,100増、グランド¥2,200増とあり、ヤマハは前回の調律からの経過年数やピッチの低下度などで追加料金がかかることがあるとしています(ヤマハは金額の記載なし)。詳しくはピアノ調律料金の比較に載せています。

ほかの楽器は、使わない間の保管費や再開時の点検料を公式の料金表で確認できていません。「確認できなかった」ことと「かからない」ことは別なので、金額は書いていません。

この一覧の読み方

ウクレレ・チェロ・ヴィオラ・コントラバス・エレキ系・トロンボーン・ホルンの作業頻度は、この一覧の対象外です。料金は各楽器のページで確認できます。

調整や修理の費用が出る前の不調は、管楽器の症状別の手入れと修理料金で手入れで済むかを確かめられます。楽器本体のほかに、チューナーや譜面台など最初にそろえる物の費用は練習用周辺用品の初期費用にまとめています。

この一覧で時期と金額を確かめたら、次は年間維持費の試算ツールで演奏頻度別の年間合計を出し、楽器横断比較表で楽器ごとの違いを見る流れで使えます。

楽器横断比較表を見る 月額の予算別に整理を見る 試算ツールで演奏頻度別に試算する

木管・金管・ピアノの年間の費用を系統ごとに並べた内訳は系統別の年間維持費の内訳、電子ピアノが故障したときの費用は電子ピアノの修理料金の目安にあります。

店頭で頼める軽い調整の料金は島村楽器の店舗メンテナンスサービス料金、ドラムのヘッド交換はドラムエイドのヘッド交換料金で確認できます。

よくある質問

ピアノの調律は、毎年かかる費用に入れておくべきですか?

はい。ヤマハピアノサービスの公式は、一般的な家庭で年に最低1回程度をすすめているため、毎年の費用として見込みます。料金はアップライト¥17,600〜、グランド¥21,450〜で、別途出張費がかかります。

ギターの弦は何ヶ月ごとに交換しますか?

月1回程度が目安で、コーティング弦は2〜3ヶ月に1回です。メーカーが定めた周期ではなく、楽器店の解説記事にある目安です。弦セットはヤマハ公式の希望小売価格帯で¥1,650〜¥2,420です。

フルートのオーバーホールは何年に1回で、いくらかかりますか?

数年に1回のペースが一般的とされますが、公式の基準は確認できていません。村松楽器の自社製でオーバーホールAは¥120,000程度〜です。1年あたりに均すと、例として4年に1回なら約¥30,000ですが、この年数は例であり実際の周期は楽器の状態で変わります。

掲載している金額は、メーカー・楽器店の公式料金表から転記したものです。出典のURLと確認日は楽器別の出典一覧と各楽器のページに載せています。税込・税抜の別は出典ごとに異なります。島村楽器とムラマツの修理料金表、ヤマハのピアノ調律料金は税込表示です。そのほかの出典は各楽器のページの表記に従ってください。